中学受験塾の中でも、難関校への合格の実績を大きく上げていて、大人気なのがSAPIX(サピックス)。
その人気の過熱ぶりは「途中からでは入れないから、本当はもう少し後から通わせたいけれど、低学年からSAPIXに入れる」という人が多数いるほど。
かく言う我が家の子供も、予定を1年前倒しして新小3から入塾テストを受け、現在進行形でSAPIXに通っています。
今回は、そんなSAPIXの「入室テスト」(入塾テスト)について、以下のような方に向けて記事を書きました。
- 対策は何をしたらよいのかわからない。
- 入室テストに合格できるのか心配。
- 既に入室テストを受けたけれど、不合格だった。
- 合格するだけでなく、初めから上位クラスに入りたい。
これらについて、我が家の視点から、実施した&しておけばよかった対策法をお伝えしていきたいと思います。
ちなみにウチの娘はいわゆる「天才」とか「学校の授業は簡単すぎてつまらない・テストはいつも満点」といったタイプではないので、ぜひ平凡児(?)のお子さんをお持ちの方も参考にしてみてくださいね♪
(逆に優秀なお子さんにはあまり参考にならないかもしれません…)
※中学受験塾は、新小4(小3の2月)までの通塾開始が基本と言われています。
本記事では小1~新小4まで入室テストに関する情報をメインに記載しています。
なお、正式な情報は必ず公式HPをご確認ください。
【この記事の著者】 mam-blogger ぽんず(pons) 2児のワーママ。 教育ママで、10社以上の通信教育や知育グッズを実際にお試ししています。 >詳細プロフィールページ |
SAPIXの入室テストは難しくて入れない?基準点は?
まずは、SAPIXの入室テストについての基本や、気になる入室基準点について説明していきます。
通常の学校は新しい学年は4月から始まりますが、そもそも塾の新学年は2月から始まります。
例えば新小4年生の場合、3年生の2月から授業が始まります。
そして、その新学年のための入室テストは、例年11月頃から開始します。
費用は無料…ではなくて3,300円です。
入塾テストは無料が多い中、有料なのはさすがの強気デス。。。
基本的に新学年の入室テストは複数回実施されます。
2月から入塾したい場合は、11月・12月・1月のどこかで、テストを受ける必要があります。
人気校舎や学年によっては、入室テストの受付自体もすぐに一杯になってしまうことがあるようです。
定員がいっぱいになった場合、11月しかテストを行わないこともあります。
SAPIXへの入室入塾を考えている方は、この時期になったらSAPIXのHPをよく確認しておくのがいいと思います。
⇒HPはこちら:SAPIX・入塾テストのお申込みについて
各教科の実施内容は以下のようなイメージです。
学年 | 実施内容 | 入室基準点 (目安) | |
---|---|---|---|
教科 | 満点 | ||
新1年生(現年長) | 算数・国語 (各25分) | 各100点 計200点 | 約80点 |
新2年生(現小1) | |||
新3年生(現小2) | 算数・国語 (各30分) | ||
新4年生(現小3) | 算数・国語 (各40分) | 各150点 計300点 | 約135点 |
新小4までは「算数・国語」の2科目です。
実際に4年生の授業が始まるようになると、テストは国語・算数・理科・社会の4科目になります。
上記記載の入室の基準点はあくまでも参考値です。
当然ながら、基準点はその時のテストの難易度や受験者の出来によって変わってきます。
しかし、どの校舎でも受けたテストが同じであれば、合格最低点は共通なようです。
ちなみに、新小3入室テストを我が家が実際に受けたとき、入室基準点は80点ぴったりでした。
大体テストの4割前後が基準点になるような感じでテストが作られているのかなと思います。
「4割も取れないことがあるってどれだけ難しいテストなの!?」と焦るかもしれません。
私個人的としては、思ったより基準点は「すごく高い」わけではないなと思いました。
しかし現実として不合格となるケースも聞きます。
問題との相性等もあり、他塾は入室できても、SAPIXはダメだったとか、その逆もあります。
ちなみにうちは、低学年の時に早稲田アカデミーのチャレンジテストを受講しましたが、なかなかの低偏差値を記録して、やんわりと夏期講習をお断りされたことがあります。(汗)
一方で、その後に受けたSAPIXは大丈夫でした。
中学受験界の偏差値で言う30~40台となると、SAPIXに限らずですが、入室できるかが怪しいラインかなと思います。
そういった方は、中学受験の基本をマスターするためにプロのサービスをうけるのも一つの手です。
私のオススメはこれです。↓
⇒中学受験塾の偏差値30-40向けの個人指導サービス・RISU偏差値リカバリーの体験口コミ
(思った以上に良いサービスでしたので、紹介しています。)
SAPIXの入室テスト対策!不合格を回避するためには?
さて、ここからは気になる実際の入室テストの内容に基づいて、合格するためにしておくと良いのではないか私が思うことをまとめました。
合格対策①基本問題を抑える
SAPIXの入室テスト、当然ながらとても難しい問題も出ます。
でも、正直全部が全部、激ムズじゃないんです。
この辺りについては、算数と国語で内容が変わってきますので、教科別に説明しますね。
算数の入室テスト
算数の入室テストは、だいたい大問①~④位まであり、後半に行くにつれて難易度が上がっていきます。
中には正答率3%なんて問題が出ることもあります。。。
でも、入室するために、そういった超難問ができる必要はありません。
実は、テストの配点は「難しいから得点が大きい」わけではありません。
問題によって点数が変わることはもちろんありますが、正答率90%の問題も、3%の問題も同じ「1問4点」なんてこともザラです。
点数配分で言うと大問の①や②だけで配点の6割くらいあることも多いのです。
※受ける時期や学年によって違うかもしれませんが。
ココだけでもしっかりやれば、合格基準を超えることができたりするんですね。
ちなみに大問①は計算問題、大問②はちょっとした文章問題が出てくる印象です。
計算と言っても、学校の計算ドリルよりは難しいです。
例えば、小3前後くらいの場合、以下のような問題はしっかりとマスターしておきましょう。
- 大きな数の計算
(3桁+2桁-2桁=□など) - 穴の空いた計算
(A-□+B=Cなど)
※□に入る値を答える - 単位の換算
(L,dL,mL、m,cm,mm等、該当の学年で学習した単位)
こういうのはだいたい、サピックスに限らず中学受験塾では頻出の問題ですね。
うちの子は、単位がめちゃくちゃ苦手だったので、単位系のドリルを購入して対策していました。
更に文章問題も苦手でした。
いわゆる難問系の問題集(最レベ・スーパーエリート等)は、本屋で見た瞬間にうちの子には歯が立たないと思ったので、こちらを利用していました。
我が家には、難しすぎず易しすぎず、ちょうど良かったです。
四谷大塚のはなまるリトルも、難しすぎないけれど易しすぎなくてオススメです。
こういった基本だけれど、意外と子供たちが苦手な分野をつぶしていき、確実に得点につなげることが大切だと感じます。
国語の入室テスト
あくまでも我が家が入塾してからの傾向ですが、国語は算数に比べて平均点も高いことが多いようです。
「算数より問題が簡単」と考えることもできますが、逆に言うと苦手だと足を引っ張って偏差値を大きく下げる要因にもなります。
平均点が高いときは、一つの問題のミスが命取りになることもありますからね…。
「国語の対策」って難しいと思いますが、漢字と語彙に関する問題は必ずと言っていいほど出題されます。
学年より上の漢字はおそらく出ないと思うので、習った漢字の中で特に「送り仮名等を間違えやすい漢字」「ちょっと読み方が難しい漢字」などをチェックしておきましょう。
例えば、以下のような漢字は全て2~3年生までに習う漢字ですが、低学年のお子さんでも読み書きできますでしょうか?
- 広大
- 細工
- 重ねる
- 所持品
- 面目
- 画板
などなど…
※あくまでイメージです、実際に出題された問題とは関係ありません。
意外と子供に出してみると、読み書きが難しいこともあるかもしれません。
今一度練習しておくといいと思います。
また、基本ですが「トメ・ハネ・ハライ」などをしっかり、解答欄に入るように書くことも忘れないように。
その他、メインの問題は、読解問題になります。
低学年はたいてい物語文なので、説明文よりはとっつきやすいかなと思います。
しかし、それなりの長さの文章を、時間内に正確に読み取る力が必要になってきますので、普段からなるべくたくさんの文章に触れられるように、読書を促せるとよいですよね。。。
ちなみに我が家は小3の娘に、いまだに読み聞かせしていますヨ。
合格対策②中学受験系のテストに慣れる
基本問題を抑えることの他にしておきたいのは、テストに慣れること。
まだ小学生ですから、「学校以外でテストを受けたことはない」という方も多いかもしれません。
SAPIXは、特に低学年の場合、年度途中は多くの校舎で「満員」となります。
そのため、入室テストを受けたいと思っても、その機会が1年に1期間しかないというケースも多いです。
実際に娘が通っている校舎も、募集自体が新年度の切り替わり時期以外にありませんでした。
できれば「夏期講習など長期休暇に行われる講習を受けてみたい」と思っていたのですが、それすら募集がありませんでした。
しかし、中学受験塾は実際にSAPIX以外にもあります。
SAPIXの入室テストを受ける前に、他社のテストを実際に受けてみることをおすすめします。
一番有名で受けやすいのは、四谷大塚が年3回ほど開催している「全国統一小学生テスト(全統小)」でしょうか。
無料で受けられます♪
テスト自体は小学生全体に向けたものですが、中学受験を検討している家庭もかなり多く受験しています。
年長さんにもテストがあるので、1年生で入室テストを受けたい場合でも、テスト慣れという観点で受けるのはありだと思います。
ちなみに、全統小は国語以外の過去問が無料の会員登録するだけで閲覧できます。
SAPIXの入室テストとレベル感的には似ているものも多いですし、類題が出ることもありますので、確認してみるのはオススメです。
⇒全国統一小学生テストの過去問を見る
全統小でも、サピックスの入塾テストでも、最初の方の基本問題が大切なのは変わりないのが分かると思います。
その他にも各社でテストを開催していると思います。
我が家は先ほども書きましたが早稲田アカデミーのチャレンジテストも受けたことがあります。
こちらは、場合によっては、SAPIXの入室テストより難しいこともあるかもしれません。
SAPIXの入室テストで合格だけでなく「上位クラス」を目指すには?
サピックスに合格することはもちろん、それだけでなくできるだけ「上位クラス」に入ってスタートダッシュしたい!とお考えの方も多いと思います。
更に入室テストで得点を重ねるために、意識しておくと良いかなと思う点を書いておきますね。
基本はもうバッチリ!という方は、ぜひ「サピックス特有の問題に慣れる」対策をしておきましょう!
上手く言い表せなくて申し訳ないのですが、実際に「この問題、サピックスらしいな~」っていうのがあるんですよね。
まず、算数の場合ですが、思考力系の問題です。
これらの思考力系問題は、やはり同社SAPIXの問題集とかなり似たイメージです。
この問題集は、たぶん好き嫌いが分かれると思います。
楽しくてどんどん解いてしまう子もいるみたいですが、うちの子はこの問題集が大嫌いでした。(笑)
「全然きらめかない!」とか言って…よく癇癪をおこしていました(汗)。。。
それでも「最初から真ん中程度のクラスには入っておきたい」というご家庭には、やっておいた方がいい一冊かなと思います。
更にできる子であれば、図形の対策や、トップクラス・スーパーエリート・ハイレべ・最レベなどの問題集をやると良いと思います。
ただ、先ほども言った通り、難しい問題ができなくても、基本がある程度マスターできれば、入室基準点は比較的クリアしやすいです。
うちの子は、通塾しはじめてから徐々に難しい問題も正解できるようになってきましたので、できないからと言ってすごく焦る必要はないかなと思います。
↑うちには難しすぎてやったことありませんw
また、国語のSAPIXの問題の特徴は「ややボリュームのある記述問題があること」です。
SAPIXの国語は、授業でもとにかく「書かせる」のですよね。
記述問題は、子供にとっては難しいことも多いと思いますが、「必ず解答のヒントは文章中にあること」や「間違っても良いので書いてみる」ことをお子様にぜひ伝えてください。
記述問題は書かなければ当然0点ですが、少しでも書いてあれば部分点がもらえることも結構多いです。
ぜひチャレンジするようにしたいですね。
不安な方は「プロに任せる」のも1つの手???
さて、ここまで読んでいてもなお、入室できるのか不安…という方もいらっしゃると思います。
更に言うと、基本が大事といっても、「学校の基本」と「中学受験の基本」は違います。
「学校の基本もやや怪しい…」とか「中学受験レベルの基本は難しい」という場合もありますよね。
- たくさん問題集をやらせても一向にできるようにならない
- 子供が簡単な問題ができないとついイライラしてしまう
- 何からやらせたら良いのかわからない…
- 中学受験塾のテスト偏差値が毎回30-40台と低迷中…
というような方が、結構たくさんいらっしゃるのは当然のことです。
私自身、中学受験の経験がなく、何度も不安になったり、大きく回り道をしてしまったなと思うことがたくさんあります。
↓のように、子供についイライラしてしまうことも…(笑)
そんな時は、「プロ」に頼ってしまうのもアリです。よく聞く専門の家庭教師などです。
個人的に、オススメのサービスは「RISU偏差値リカバリー」です。
とっても直球なネーミングですよね。(笑)
このサービスは、中学受験レベルのテストで偏差値30-40台の方をターゲットにした個人指導サービスです。
もちろん入室テストに不安を感じている方も対象です◎
正直値段は高いですが、最短2か月で成果が出てきて、成果が出たら辞めてもOK。
更に30日間全額返金保証付きとまさに中学受験界のライザップ…いや救世主です。
いわゆる「解法」を教えるような指導は最低限で、「勉強の正しい仕方」から指導してもらえます。
ここで身に着けたことは入塾後も必ず役立つと思います。
ちょこっとでも気になる方は、我が家のレポート記事、RISU偏差値リカバリー体験口コミ記事を合わせて読んでみてくださいね♪
申し込みしなくても、学習の参考になるポイントがたくさんあると思います。
「RISU算数」で有名なRISUが、新サービス「偏差値リカバリー」を開始したとのことで、実際に体験して口コミレポートしました。中学受験検討中で、算数の偏差値30-40台の方は必見です♪
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